お知らせ

遊の会第三回

ようこそ、「遊の会」へ!

本物の日本文化を自然体で楽しむ「遊の会」。

第三回の舞台は、『遊の会』が誕生した〈大橋茶寮〉。
静謚な空間で、日本語の力、涼やかな舞いと音色、茶の香りが織りなす豊かな世界をお届けします。
日本舞踊、朗読、茶会、それぞれの魅力を臨場感たっぷりにお楽しみ頂く、古と今が重なりあう時に、令和の新たな息吹きを感じてください。

■公演概要
2025年9月27日(土)
全2回公演/1公演の定員は38名/完全予約制
第1部:11時~13時
第2部:14時30分~16時30分
会 場:大橋茶寮(神谷町)
   https://www.ohashi-charyo.co.jp/
入場料:10,000円 U25割引 5,000円
    親子ペア割(中学生以上25歳未満)12,000円
    *お支払いは当日、現地にて現金のみ承ります。

■プログラム
【お茶会/三味線&作品レクチャー】
  茶会監修:鎌田るりこ
  レクチャー:荻江寿凰 日置貴之
【朗読とお話】
  出演:島田雅彦
【荻江『鐘の岬』】
  日本舞踊:西川祐子
  唄:荻江寿々
  三味線:荻江寿鳳
【余話】
  出演:西川祐子 荻江寿々 荻江寿凰
  島田雅彦 鎌田るりこ 日置貴之
  (司会)玉塚 充

■参加申込
当公演は、完全予約制になります。参加をご希望の御方は、 メール、電話、予約フォームから承ります。
メール/電話からのご予約は、以下4点をお伝えください。
➀ ご参加くださる方、全員分のお名前
➁ 緊急連絡先(複数名でいらっしゃる場合、代表者様の 連絡先のみで結構です)
➂ 参加ご希望の部
④ U25又は親子ペア割のご希望
【Eメール】yuunokai15@gmail.com
*メールからご予約の方には48時間以内にご返信します。
【お電話】03-3355-6878 一般財団法人西川流(平日8~16時)
*詳細は、ご予約確定後、担当者よりご連絡いたします。
【予約フォーム】 https://forms.gle/c2eFj7e5rouZ97BB9

■上演プログラムについて

◆お茶会/三味線&作品レクチャー
都会の喧騒を少し離れた場所に、ひっそりと佇む「大橋茶寮」。その静けさに包まれながら、お楽しみいただくのは、庵主·鎌田るりこが監修する茶会です。茶室という限られた空間の中に席主の思いや四季を表現し、お点前はあくまで自然体。お茶をいただく時間そのものが、小さな舞台のように展開されます。また「三味線&作品レクチャー」では、三味線方·荻江寿凰が登場。普段見ることのない三味線の組み立てを実演し、荻江節の成り立ちや演奏の聞きどころを分かりやすくご紹介します。さらに、演劇研究者·日置貴之が、今回の舞踊演目『鐘の岬』の詞章をとりあげ、その中に込められた意味や美意識を読み解きます。古典芸能の世界への扉が、ゆるやかに開かれるひとときです。
 
◆朗読とお話
小説家·島田雅彦が、この日のために選んだ自作を朗読します。文学賞を多数受賞し、大学教授として後進の育成、また近年ではオペラ台本の執筆など、ジャンルを越えた多彩な表現で注目を集めています。朗読の舞台となるのは、客席との距離がきわめて近い、“お座敷”。声の響きや息遣い、まなざしの動きに至るまで、五感で味わう文学の時間です。朗読の後は、司会者との対話形式で、「次代に伝えたい言葉とは」「物語はどう社会と響き合うのか」といったテーマを掘り下げ、古典と現代、その両方を軽やかに往復する言葉の旅へ誘います。
 
◆荻江『鐘の岬』
古典舞踊の名作の中でも、ひときわ静謐で格調高い美を湛える舞踊『鐘の岬』。1970年、歌舞伎座で初演されて以来、数々の名人によって磨かれてきた本作は、いわゆる、道成寺ものと呼ばれる作品群において、荻江節ならではの繊細な旋律と詞章で構成されています。今回、衣裳や大道具を用いない「素踊り」の形式で舞うのは、日本舞踊家·西川祐子。人間国宝·十世西川扇藏を父に持ち、伝統に根ざしながらも、今に生きる感性で舞踊表現に挑み続けています。共演は、荻江唄方の重鎮·荻江寿々、三味線方の荻江寿鳳。茶室という親密な空間で、舞と詞と音が重なり、伝統芸能ならではの大輪の花をご覧いただきます。
 
◆余話
公演の最後は、出演者が一堂に会し、舞踊·言葉·音楽·お茶、それぞれの立場から語り合うクロストーク「余話」をお届けします。テーマは、「記憶と芸術」。舞台に立つこと、言葉を紡ぐこと、音を奏でること、お茶を点てること……それらがどのように過去とつながり、今という時代に息づいているのか。それぞれの表現者の言葉から、日本文化がどう受け継がれてゆくのか未来へ想いをはせるひと時を共有します。公演を終えた後の穏やかな余韻の中で生まれる、ここだけの対話をお楽しみください。
 
 
■お客様へのお願い
当公演は、全席自由席となります。正座は必須ではございません。お座りになりやすい服装でお出かけください。ご入場に際しては、お客様には白足袋もしくは白い靴下のご持参をお願い申し上げます。

主催:西川祐子(遊の会 主宰) 株式会社タマプロ
企画プロデュース·構成·演出:玉塚 充(タマプロ)
マーケティングディレクター:高橋正登(UPNEXT)
マーケティングプランナー:清水俊太郎
クリエイティブコンサルタント:ストット怜
制作補:伊藤さやか(MUSICAI)
映像監督:鷺山啓輔
宣伝美術:アポロスタジオ
企画協力:大橋茶寮

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